ロサンゼルス山火事、大みそかの火災が再燃
再燃の要因は新年を祝う花火
カリフォルニア州ロサンゼルス郡で発生した火災が再燃し、さらなる被害をもたらしています。当初、この火災は12月31日大みそかの夜に発生し、強風にあおられて急速に拡大しました。現在、この火災は少なくとも2,500エーカーを焼失し、100軒以上の建物を破壊しています。
当局によると、再燃の原因は大みそかに打ち上げられた花火である可能性が高いとのことです。ロサンゼルス郡消防局のダリオ・サラス局長は、「花火が乾燥した低木に引火し、それが瞬く間に広がった」と述べています。
ロサンゼルス郡は現在非常事態宣言が発令されており、住民には避難命令が出されています。火災の鎮火にはまだ時間がかかるとみられており、当局は住民に警戒を呼びかけています。
ハリウッドの象徴、トム・ハンクスの豪邸が奇跡的に焼失を免れる
豪邸周辺を火の手が迫る
ロサンゼルス山火事の被害が拡大する中、ハリウッドスターのトム・ハンクス氏の豪邸が火の手を逃れたことが明らかになりました。ハンクス氏の邸宅は太平洋のパシフィックパリセーズ地区に位置し、火災発生時は周辺を火の手が迫っていました。
しかし、消防隊の懸命な消火活動により、ハンクス氏の邸宅は焼失を免れました。邸宅周辺の植生は焼け焦げましたが、建物自体は無事でした。ハンクス氏は火災後、ソーシャルメディアで「奇跡が起きた」とコメントしています。
日本から緊急支援チームが出動
被災者支援と消火活動に協力
ロサンゼルス山火事を受け、日本から緊急支援チームが出動しました。このチームは国際緊急援助隊(JDR)で構成され、医師、看護師、消防士ら約70名が含まれています。
JDRチームは、被災者への医療支援や消火活動に協力します。チームは今後数週間、ロサンゼルス郡に滞在し、被災者の早期復旧を支援する予定です。
著名人からの支援相次ぐ
寄付やボランティア活動で被災者を支援
ロサンゼルス山火事を受け、多くの著名人が支援を表明しています。リアーナ、レディー・ガガ、エルトン・ジョンら多くの有名人が、被災者支援のための寄付やボランティア活動を表明しました。
また、俳優のレオナルド・ディカプリオ氏は、自身の財団を通じて100万ドルを寄付しています。ディカプリオ氏は、「この困難な時期に、被災者に寄り添い、復興を支援することが重要だ」と述べています。
今後の見通し
鎮火までにはまだ時間がかかる
ロサンゼルス山火事は現在も鎮火しておらず、当局は今後数週間は鎮火まで時間がかかる見込みだと述べています。強風と乾燥した気候が鎮火を困難にしており、消防隊は懸命に消火活動を行っています。
当局は住民に引き続き警戒を呼びかけており、避難命令に従うよう求めています。また、被災者支援のため、寄付やボランティア活動への協力も呼びかけています。
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