話題のETF!選び方と注意点
ETFとは?基本を理解しよう
ETFの定義と特徴
ETF(Exchange Traded Fund)とは、日本語で「上場投資信託」と呼ばれ、証券取引所に上場している投資信託のことです。個別株のようにリアルタイムで売買が可能で、複数の銘柄に分散投資できるため、リスク分散の効果が期待できます。インデックス型とアクティブ型があり、インデックス型は特定の指数(日経平均株価やTOPIXなど)に連動するように運用され、アクティブ型は指数を上回る成績を目指します。
ETFのメリットとデメリット
ETFのメリットは、少額から分散投資が可能であること、流動性が高いこと、運用コストが比較的低いことなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、市場価格と基準価格に乖離が生じる場合があること、分配金が課税対象となること、信託報酬が発生することなどが挙げられます。
注目のETFをピックアップ
高配当ETF
高配当ETFは、高い配当利回りを追求する投資家に人気です。例えば、米国の高配当株式に投資する「SBI・S・米国高配当株式ファンド」や「楽天・高配当株式・米国ファンド」などが注目されています。これらのファンドは、連続増配の実績を持つ企業を多く含むSCHD(シュワブ米国高配当株式ETF)をベンチマークにしていることが多いです。高配当ETFを選ぶ際には、配当利回りだけでなく、経費率や運用実績も確認しましょう。
金ETF
金ETFは、金価格に連動する投資成果を目指すETFです。金はインフレヘッジや有事の際の安全資産として認識されており、近年、金価格が史上最高値を更新していることもあり、注目を集めています。金ETFには、現物取引に近い形で金に投資できるものや、金鉱株に投資するものなどがあります。自身の投資目的に合わせて選びましょう。
ビットコインETF
ビットコインETFは、ビットコイン価格に連動する投資成果を目指すETFです。米国ではすでに複数のビットコインETFが承認・上場されており、日本でも将来的に導入される可能性があります。ビットコインETFは、現物のビットコインを保有することなく、証券口座を通じてビットコインに投資できるため、手軽に仮想通貨投資を始めたい方におすすめです。
ETF選びのポイント
投資目標を明確にする
ETFを選ぶ前に、自身の投資目標を明確にしましょう。例えば、長期的な資産形成を目指すのか、短期的な利益を追求するのかによって、適したETFは異なります。リスク許容度も考慮し、無理のない範囲で投資を行いましょう。
運用実績とコストを確認する
ETFの運用実績は、過去のパフォーマンスを示す重要な指標です。ただし、過去の運用実績が将来の成果を保証するものではありません。また、信託報酬やその他のコストもETFの収益に影響を与えるため、必ず確認しましょう。
分散投資を意識する
ETFは分散投資の効果が期待できる商品ですが、特定のセクターや国に偏ったETFに投資すると、リスクが高まる可能性があります。複数のETFを組み合わせるなどして、より分散されたポートフォリオを構築しましょう。
ETF投資の注意点
市場価格の変動リスク
ETFは株式と同様に、市場価格が変動するリスクがあります。特に、新興国市場や特定のセクターに投資するETFは、価格変動が大きくなる傾向があります。投資する際には、リスクを十分に理解し、分散投資を心がけましょう。
分配金と税金
ETFから得られる分配金は、課税対象となります。特定口座で取引する場合は、源泉徴収されるため確定申告は不要ですが、一般口座で取引する場合は、確定申告が必要となります。税金についても考慮して、投資計画を立てましょう。
情報収集を怠らない
ETFに関する情報は常に変化しています。最新の情報を収集し、自身の投資判断に役立てましょう。ETFの運用状況や市場動向などを定期的に確認し、必要に応じてポートフォリオの見直しを行いましょう。
参考サイト