それから数日後、僕は街で偶然、あのコンビニの店員さんと再会した。彼女は包帯を巻いていたが、元気そうだった。僕は彼女に声をかけた。
「あの…あの時のコンビニの…」
彼女は僕に気づき、微笑んだ。「ああ、あの時の。あの後、大変だったんですよ。コンビニが突然、夢の中に迷い込んじゃったみたいで…」
「夢に…?」
「ええ。原因はまだ分からないらしいんですけど、どうやら、誰かの悪夢がコンビニとリンクしてしまったみたいなんです。それで、あんな爆発が…」
僕は尋ねた。「その、誰かの悪夢って…」
彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべて言った。「さあ…誰でしょうね?もしかしたら、チョコレートスナックに押しつぶされる悪夢を見た人がいたのかも…」
僕は苦笑いを浮かべた。そして、彼女に別れを告げ、僕は再び歩き出した。夜空には、満月が浮かんでいた。僕はふと、夢の中のコンビニのことを思い出した。そして、僕は確信した。あの夜のコンビニは、確かに、どこかの誰かの悪夢と繋がっていたのだ、と。