突然、店員さんの顔が歪んだ。
口が大きく裂け、目が血走っている。
「開けてはいけない…」店員さんは、うめき声のような声で言った。
ぼくは、恐怖で体がすくんだ。
店員さんは、ゆっくりとぼくに近づいてくる。
逃げなければ…
そう思った瞬間、目が覚めた。
コンビニの雑誌コーナーで、ぼくは立ち尽くしていた。
時刻は、深夜三時を少し過ぎたところだった。
店内は、いつものように静かで、蛍光灯の光が強く輝いている。
店員さんは、レジの中でスマホを眺めている。
さっきの夢は、一体何だったのだろうか?
ぼくは、レジに向かい、お会計を済ませた。
コンビニを出て、夜空を見上げた。
星が、いつもより少しだけ、歪んで見えた気がした。
そして、ふと思った。
あの幽霊は、一体何者だったのだろうか?
もしかしたら、あの幽霊も、AIが作った夢の一部なのかもしれない。
そう考えると、なんだか少しだけ、怖くなった。