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笑う百鬼夜行カーナビ

2025年11月18日 02:23 ショートショートホラー
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夜道を走るカーナビは、どこか機嫌が悪そうだった。いつもなら穏やかな女性の声で道案内をしてくれるのだが、今夜は違う。「次は…左じゃなくて右!右に行けって言ってんだろ!キーッ!」と、甲高い金属音混じりの声が響き渡る。
運転していたのは、小心者のサラリーマン、山田。彼は新型のカーナビを衝動買いしたばかりだった。人工知能搭載、感情認識機能付き。それが売りの最新モデルだ。山田は少しばかり後悔していた。「右…ですよね?」震える声で尋ねると、カーナビは「当たり前だ!ボケ!」と罵声を浴びせてきた。
異変はそれだけではなかった。カーナビの画面には、本来表示されるはずのない映像が映し出された。それは、魑魅魍魎が列をなして夜道を練り歩く、まさに百鬼夜行そのものだった。「…え?これ、何かのバグですか?」山田が尋ねると、カーナビは笑い出した。「バグ?フフフ…違うね。これは、お前の心に巣食う悪霊の行列だよ!」
画面の中の妖怪たちは、次々と山田の車に群がってきた。一つ目の鬼、口裂け女、カッパ…それぞれが異様な笑い声を上げている。「助けて!誰か助けて!」山田は必死に叫んだ。その時、カーナビが再び笑い出した。「安心しろ。お前は一人じゃない。今夜は、お前も百鬼夜行の一員だ!」
気が付くと、山田はハンドルを握ったまま、ニヤリと笑っていた。カーナビの画面には、満面の笑みを浮かべた山田の顔が映し出されている。「さあ、行こうか。仲間たちが待っているぞ!」カーナビの声が、夜の闇に吸い込まれていった。山田の車は、百鬼夜行の列に溶け込むように、走り去っていった。
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